起立性調節障害になった話③

こんにちは。

前回②の続きです。

 

土日休む間もなく苦しみ続け、月曜日になりました。

運の悪いことに、この日は期末テストでした。

 

3年生になってからは学校の試験より模試を重視していましたが、テストを休むなんてことはありえないという思考を持ち合わせていました。

でも、頭痛と吐き気は何1つ改善していませんでした。

 

学校へ行くのは当たり前テストを受けるのを当たり前

ひたすらにそう思って私は頭痛と吐き気に耐えながら学校へ向かいました。

 

1限目は国語だったのを覚えています。

ひたすら時間が過ぎるのを待つだけで、頭痛と吐き気でテストどころではありませんでした。

 

何とか1コマ耐えたところで私の精神力は尽き、帰宅すると先生に告げました。

 

 

頭痛と吐き気は収まることはなく、そこから1週間、学校を休みました。

 

 

私は母と様々な病院を回りました。

MRICTを何回もとって、大きな病院にも行き、必死に原因を探りました。

しかし異常はないと言われ、出された頭痛薬を毎日服用しましたが、全く効果はありませんでした

 

母の前でどうにかしてくれと泣きじゃくったのを覚えています。

この1週間は本当に果てしない地獄が続くように辛い時間でした。

急なことすぎて母もどうしていいかわからないような顔をしていました。

 

 

私がようやく苦しみから解放されたのは1週間がたったころです。

不思議と頭痛も吐き気も感じないようになりました。

 

それでも1週間で私はどこか違う世界に転生でもしたような気分でした。

1週間という時間、学校休むのも、勉強をしないのも、私には受け入れがたい現実でした。

人間、1週間寝て過ごすと体力もかなり落ちます。

(余談ですが、寝込んだせいで巻き爪にもなりました。)

病人のような自分が自分だなんて、17歳の私には容易に受け入れることはできませんでした。

 

こんな精神状態だったので、実は私がどういう経緯で起立性調節障害と診断を受けたのか、覚えていないんです。

気づくと病人だった、って感じです。

 

確かな記憶ではないのですが、めまいが酷くて立ち上がれなかったことがありました。

世界が回って、とても目も開けられないような、強烈はめまいです。

それでメニエール病ではないかというので耳鼻科に行ったんです。

私の記憶違いかもしれませんが、そこで血圧も測ってもらって、起立性調節障害というのかも?という話になった気もします…(大いに違うかもしれませんが)

 

とまあ、本当に急な悪夢で記憶が飛び飛びになっています。

これって人間の防御本能なのかもしれませんね。

受け入れたくないことを受け入れなかった、というのかも?笑

 

次回④に続きます!

 

 

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